弊社では、業務用ガス乾燥機でモップやぞうきんを高熱処理したものを使用しています。
除菌剤
ほとんどの洗剤には、汚れを落としたり消臭したりすると同時に菌を取り除く除菌剤が配合されています。
「滅菌→殺菌→除菌→抗菌」とそれぞれ菌を取り除く度合いに応じて言葉が使い分けられています。
「滅菌」は、細菌やウイルスなどのすべての菌を死滅させることです。
日本薬局方では、微生物の生存する確率が100万分の1以下になること、と定義されています。
「殺菌」は、言葉の定義としてはすべてを殺す必要はなく、 一部だけを殺しても殺菌といえると解釈されています。
これは医薬品や医薬部外品では使えますが、洗剤や漂白剤は雑貨品扱いなので使うことがでません。
「除菌」は、ある限られたスペースに含まれる微生物の数を減らして清浄度を高めることとされています。
「抗菌」は、菌の繁殖を防止する、という意味です。
これらの定義は、実際の生活感覚とはかなりズレが生じています。
表現を使えなくても、塩素系漂白剤などには、殺菌効果そのものの実力が備わっています。
除菌剤として一般的なのは、細菌のタンパク質を変性させて殺す除菌漂白剤、
細胞表層の脂質とタンパク質を変性させて殺菌するエタノールなどが知られています。
病室の入り口に置いてある手指用洗浄殺菌剤は、洗浄と除菌、殺菌を同時に行うものです。
シュツシュツとポンプを押して手のひらに刷り込むだけで消毒、殺菌を実現する簡便なものが増えてきました。
溶剤としてエタノールなどが使われています。ハウスクリーニングでも徐々に利用が拡大しつつあります。